1129回
やすさん
34歳、男です。統合失調症を持病で持っていて無職です。
栃木県在住です。
主治医の先生にも相談したのですが、「病気の症状ですね」の一点張りで、話をしても埒があかないので、藁をもすがるような思いで茂木先生に相談させていただきます。
現在は、落ち着いていますが、ここ数ヵ月不思議な体験をしました。共時性です。
ツイッターを、catlover@シンギュラリティ というアカウントでやっていたのですが、ツイッターで私がなにかを呟くたびに、テレビの内容が変更されたり、私の考えてることが見透かされ、頭の中のすべてが抜き取られ、その内容に合わせ、いろんなメディアで自分が追いかけ回されている感覚に陥りました。またメディアとじかに脳内で会話できました。
また、現実世界でも、散歩中などで出会う人たちが自分のことを話しているように感じました。また、出会う人が絶妙なタイミングで、出会うべく人に出会っているという感覚に陥りました。
ツイッターなどで発信することをやめたら、このような現象はおさまりました。
このような体験から感じたことは、山川草木全ては繋がっていて、脳は何らかの形で情報を受信する電波受信機なのではないかと考えるようになりました。
ツイッターなどで外部に発信することをやめたら、このような体験はおさまってきたので、明確に病気の症状ではないと断言できます。
どうか茂木先生の見識でもって、ご回答願いたいと思います。どうぞよろしくお願い致します。
ご回答。
どの人でも、自分が経験することを前提に世界観を立てていきます。
どのような病名がついたとしても、つかなかったとしても、脳の中でそのような情報処理が行われて、自分がそう感じているというのは事実です。
あとは、その世界観にどのように適応していくかということだと思います。
やすさんが、そのような世界観を持つにいたったとして、そこからどうやってよろこびに満ちた人生をつくっていけるか、いろいろ試みてみたらいかがでしょうか。
脳なんでも相談室へのご相談は、https://lineblog.me/mogikenichiro/archives/1294423.html のコメント欄までお願いします。
よくある相談項目を集めて、回答した本です↓
『すベての悩みは脳がつくり出す』