連続ツイート2420回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。


箱根駅伝はすごいなあと思う。関東大学選手権に「すぎない」大会が、全国的な注目を集める。いろいろな要因があるだろうが、まずはルートだと思う。日本橋にも近い大手町を出発して、東海道を箱根まで行く。「箱根」が江戸時代から象徴的な意味を持つことは言うまでもない。最後の上り坂も興奮。


次に、たすきをつないでいくというのがいい。駅伝をオリンピック競技にしたらいいと思うくらいだけれども、一人ひとりの選手の力量に加えて、チームでがんばるというのが日本文化に合っている。五輪の400メートルリレーが金メダルの有力候補になっているように、日本人はつないでいくのが好きだ。


時々たすきが時間制限でつながらないのも、本人たちにとっては悲しいことだけれども、見ている者にとってはドラマである。一生懸命がんばっても、届かないことがあるという人生の真実を、たすきがつながらないということを通して伝えてくれる。そこに人生の真実がある。


そして、学生たちのひたむきさがもちろん良い。箱根駅伝を目指して、長く練習して、それでも出られるとは限らないで、出るだけでも名誉だし、区間記録や山の神の称号を得られたらアスリートとして輝かしい。うそいつわりのない、若いひたむきなエネルギーを正月に見られるのがいい。しゃんとする。


箱根駅伝、むしろ駅伝全般に対する批判として、それがマラソンなどの長距離ランナーの育成に必ずしもつながらないというものがあったが、最近の実績を見ていると必ずしもそうでないないようだ。駅伝出身でマラソンの有力ランナーになっている人は多い。駅伝が逆に国際競技として成長すればいい。


ことしの箱根駅伝は驚異的な記録が出たが、噂によると例の厚底の新しいシューズの効果が大きいらしい。道具、練習法、パフォーマンスを含め、まだまだ箱根駅伝にはのびしろがあるのだろう。アスリート界の風は、駅伝の中にも吹いてくる。今日の復路、選手たち、がんばってください!


以上、連続ツイート2420回「箱根駅伝の魅力と可能性」をテーマに6つのツイートをお届けしました。

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