1114回


まちゃさん


大学1年・19歳・女

茂木先生こんにちは。
私は昔から女子同士の馴れ合いが好きではありません。人に合わせて面白くないことで笑ったりするのが馬鹿馬鹿しいと思ってしまいます。友達と一緒に遊ぶのも心の底から楽しいと思えません。本当なら読書をしたり、言語を勉強したり、一人で映画鑑賞をすることの方が好きです。でも、一人が好きなのにも関わらず、周りと比較して友達が少なかったり、誘われることがないことを悲しく感じます。なので、無理やりでも人をご飯に誘ったりしなければという強迫観念に駆られます。孤独を恐れず、自分の成し遂げたい事に集中するにはどうすればよろしいでしょうか。それともやはり、そのような付き合いは大事にした方が良いのでしょうか。家族も居ますし、数少ないですが信頼できる友達もいます。それでもなお、孤立するのではと不安でなりません。彼らがいなくなってしまったら、私は社会に上手く馴染めず、孤独に耐えられず死んでしまうのではと考えることさえあります。もっと自分軸で生きたいです。しかし、昔から友達コンプレックスがあり、たくさん友達を作らねばと思ってしまいます。この思考に囚われて苦しいです。この長年の悩みを解決する糸口を教えてください。


ご回答。


「読書をしたり、言語を勉強したり、一人で映画鑑賞」、とてもいいのではないでしょうか!


まちゃさんの場合、「数少ないですが信頼できる友達」がいらっしゃるということですから、全く問題ないと思います。


ぼくも、大学時代に親友と言えたのは塩谷賢という哲学者と、今科学作家をしている竹内薫のふたりで、それ意外の、合コンとか飲み会とかの類には一切行きませんでした。


それでも全く問題のない、楽しい学生時代でした。


まちゃさんと同じように、私も映画を見たり、歌舞伎に行ったり、オペラを見たりしていたのです。


自分の感覚に合わせていいと思います。「みんな」というのたちの悪い幻想で、そっちに合わせる必要は全くありません。

「昔から友達コンプレックスがあり、たくさん友達を作らねばと思ってしまう」というのはまちゃさんの中にある幻想のようなもので、その幻想から自由にできるのはまちゃさんご自身だけです。


だいじょうぶですから、自分自身の幻想から解放されて、ご自身の感覚によりそって生きてみてくださいね!

nounandemo
 
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