「フレンチイグジット」は、パーティーなどで何も言わずにふらっといなくなってしまうことだけれども、街を歩いているとときどきあるなあと思う。
何回か行ったことのあるラーメン屋さんがシャッターが降りていて、テープで☓がしてある。
店主の方はご高齢の男性だったけれども、あのおじいさまはどうされているのかなと思う。
さよならだけが人生だと井伏鱒二さんは言われたけれども、さよならを言わないで去っていくひと、ものは多い。
一期一会だというのはそのときにわかるんじゃなくて、あとからわかることもある。
だから人生は難しく、そしておもしろい。
(クオリア日記)