1088回


きゅうさん


茂木さんこんにちは。19歳です。
最近、だいじに握りしめていたひとつの夢を手から離して、新しいお山を登っているような毎日を過ごしています。
お山を登っている途中、どうしても離してしまっただいじなものを取りに帰りたくてたまらなくなってぎゅーっとなってしまいます。今これを書いていても胸がぎゅーっとなって涙が出てきそうになります。下山して取りに帰るか、お山を登り続けるか、違うお山にするか、いろんな道がありますね。

茂木さんが、人間の多様性について、お話しされているのを読むと、ああ居場所は自分で作っていいんだという気持ちになれます。いつもありがとうございます。 おわり。


ご回答。


きゅうさん。


まず、文章がすばらしいです。表現力が卓越していますね。

その才能を、ぜひなんらかのかたちで活かしてください。


まだ19歳。


「だいじに握りしめていたひとつの夢」は、必ずまた戻ってきます。ひょっとしたらかたちを変えて。


だから、忘れてはいけません。というか、きっと、忘れられないでしょう。


それに、人生はまさに個人のなかに多様性があるので、別の山をのぼりながら、実質的な意味で、自分にとって大切な夢を追い続ける、育てつづける時間帯を持つことは可能です。


雨が降っていても、人生は、思わぬかたちで虹をみさせてくれることもあるのです。


ずっと忘れないでいてくださいね!


またあそびにいらしてください。

nounandemo
 
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