東浩紀さんの「ゲンロン」に行くと、いつも白ワインをのみながらだーっとしゃべるので、お腹が空くなあと思って五反田駅のホームのそばに行っておいた。


 そうしたら、おつまみも出たのでびっくりしてしまった。クラッカーやチーズやハム。


 「うわわ」と言っていたら、東さんが、「ゲンロンも進化するんだよ」と言っていた。


 トークはエンドレスで、午前0時を回るあたりからみんな終電で帰り始め、結局ぼくは午前3時くらいまでいた。


 ひさしぶりだったし、東さんもツイッターをやめたりとかいろいろあったり、あいちトリエンナーレのこともあったり、津田大介さんとのこともあったり、なによりも東さんと話していてたのしかったし、ついつい長居をしてしまった。


 帰る時、街はすでに朝刊を配るバイクが走り回っていて、ああ、こんなに早くからごくろうさまだなあ、と思いつつ、こうやって朝までしゃべるのはひさしぶりだなあ、たまにはいいなあ、と思ったのだった。


(クオリア日記)