ラーメンというと、ぼくはつい味噌ラーメンを思い浮かべてしまうのだが、いつだったか、ラーメンの達人が、最後は塩ラーメンにたどり着く、というような話をしていて、そんなもんかなと思って、しかし未だに味噌ラーメンをつい注文してしまう。


 温泉もそうらしく、やはり白濁というか硫黄というかそういう強いやつが好き、炭酸があったらもっといい、みたいに思いがちだけれども、いろいろ温泉に入ると、さらさら透明なやつがよくなってくるのだという。


 でも、それを突き詰めると、究極の温泉はふつうのお風呂ということにならないか。


 究極のラーメンは、水ラーメンということになるのだろうか。


 きっと違うのだろうけれども、あっさり薄いことの価値はふしぎだ。


 (ホメオパシーの話ではありません)


(クオリア日記)