旅ランを最初に始めたのは、いつだったかと思うけれども、思い立って、iPhoneで自撮りして、youtubeに上げたのは、2016年4月22日の長崎県大村市がさいしょだった。
今から三年半前だ。
それから、先日のシカゴでの旅ラン、114回まで、いろいろなところを走ってきたけれども、とにかくいつも自分でiPhoneをかまえて自撮りしているのである。
だから、今回、NHKの番組の企画で、しかも旅ランの取材をずっとされてきた歴戦のカメラの方々が「外から」(笑)撮ってくださって、映像素材があがって、それをプロが丹念に匠の技で編集した番組が、どのようになっているのか、自分でも見るのが楽しみというかドキドキである。
旅ランは、走る人はたいへんと思うかもしれないけれども、それよりも大変なのは、重いカメラをかかえて走るスタッフで、最近はステディカム(走りによる揺れをキャンセルして安定した映像がとれる)も軽くなっているとはいえ、それでもたいへんだ。
さらに、音声さんがとても重要で、なにしろドキュメントというのはリアリティのためには映像もそうだけど音声がとれていないとダメで、音声さん、重い機材をのせた自転車を漕いで、しかも山道ののぼりも漕いでいかなくてはならないわけだから、ほんとうに頭が下がる。
編集もほんとうに細かいところまで工夫して時間をかけてやるから、ぼくのように、iPhoneのiMovieでそのままつなぐだけ、という手抜き(笑)とは世界が違う。
ほんとうに手間がかかるのです。
旅ランをしていて思うのは、そのようにして点ではなく「線」や「面」で体験して、初めて見えてくるその土地の魅力というのがあるということ。
今回、旅ランで走って、今や日本中、世界中から注目されている糸島の魅力が、ほんとうにみにしみてわかった。いろいろな出会いもあった。
そんなもろもろが、番組を通して伝わったらうれしいなあ、と思います。
特別な旅ラン。今日放送。
本日、九州沖縄でNHK総合、19時30分から放送の、「Run!Run!九州沖縄 ~福岡 糸島~」、九州沖縄にいらっしゃる方は、ぜひ見てください!
https://www.nhk.or.jp/fukuoka/recommend/re_program.html
以下は、一緒に糸島を走った、カメラや音声などのスタッフのみなさん、そして中村優さんのスナップです。ありがとうございました!!!!!
(クオリア日記)