1027回


ふなつしーさん


茂木さん。
こんにちは。
いつも質問にお応え頂きありがとうございます。

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月から異動となり、海外とのやりとりや、英語でのプレゼンなど何とかかんとか、新しいチャレンジを一つ一つこなしていっています。

ただ、異動する前から感じていた、切った貼ったのマーケティングの世界でなく、人間や生命原理に向き合う仕事をしたいという思いが日に日に強くなっています。

教育に携わる仕事など、これからの人生で向き合うべきものを真剣に考えています。

情報収集は精緻に!最後は直感で!と茂木さんの言葉を何度かお聞きしていますが、最後の直感で判断するときに、理性的なリスク判断に塞がれて、うまく気持ちが決まりません。

最後、のタイミングは、それも含めての直感でしょうか?


ご回答


ご異動、おめでとうございます!


直感(intuition)といっても、論理やデータと無関係であるわけではありません。


事例について、脳の中でそれなりの情報を蓄積するために、さまざまな情報を収集したり、分析したりする必要があります。


その上で、直感というのは、最後のさいごに、じゃあどうすると決めるときに、一瞬降臨するもの、というイメージでいればいいかなと思います。


そしてその直感は、それまでの情報や分析の蓄積を総合したものになっています。


99%は情報や分析で、残りの1%の直感が重要な役割を果たすのです。

逆に言えば、まだ情報や分析が足りなかったり、熟していなかったり、閾値を超えていないときに直感を急ぐ必要はありません。

nounandemo
 
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