1000回
たじたじさん
「正しい情報を知るには」
たじたじ 女 20代 OL 東京在住
茂木先生、はじめまして。
いつもブログを楽しく拝見しています。
以前からずっと知りたかったことを質問させてください。
世の中には沢山の情報がありますが、
どれが正しくて、どれが間違っているのか、
見極めるにはどうしたらいいでしょうか。
例えば食品の安全性(農薬、添加物、放射線)だったり、陰謀論だったり…
インターネットで調べると、「正しい」と言う意見や「間違っている」と言う意見、両方の意見が沢山出てきます。
また、人の意見よりも、データを見たほうが正しいことがわかるかもしれませんが、データ自体が嘘っぱちだったら?そもそもデータ自体が見つけられなかったら?と思ってしまいます。
自分や家族の命に関わる情報に関しては正しいものを知っておきたいと思うのですが、何を信用していいのかわからないので、不安です。
お忙しいところ恐縮ですが、
回答いただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
ご回答
以前に比べて、これが権威だから、大きなメディアの報じていることだからと、それをそのまま信じなくなったのはある意味では「進歩」だと思うのですが、一方、おっしゃるように、あまりにもさまざまな情報があり過ぎて、迷うことも事実です。
フェイクニュースや、alternative factと呼ばれるような時代。
おっしゃることは、本質だと思います。
結局、どのような情報に接するにせよ、最後は、自分がどのような選択をするか、行動をするかが鍵です。
その際、一つひとつの情報にまどわされないように「重みつき統計的平均」をとることが大切です。
一つというよりも、いろいろ読んで、これが大切だと判断し(重み)それを総合して、全体のイメージをつかむ感じです。
脳の中ではそのような統合作用が結果として「直観」を生み出していくので、何かを選ぶときは、目の前の情報だけでなく、無意識の直観に従って行動することで、結果として「重みつき統計的平均」に従うということになると思います。
自分を最後は信じることです。
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