978回


はるかさん


広島県在住の高校1年の女子です。中学生のときから考えて続けている悩みがあります。私は小学生より前から絵を描くことをしてきました。しかし、本当に楽しい、好きだなと思ったのは中学3年生の1学期から、描き始めたのがきっかけです。中学からは勉強などが忙しくなりいつのまにか絵は描かなくなってました。しかし、ある日、息抜きにゲームの体験版をダウンロードしているときにひまだな~と思って最近買った筆ペンを思い出したので、手のおもむくままに描いていたらヘンテコな絵が描けていたのがきっかけです。私は描き終わった瞬間、ゲラゲラ笑いました!なんでこんなものが描けたのかわかりませんが私は本当の意味で絵が好きになったと思います。それで数ヶ月して思ったのが進路です。結論は工業の高校にいきました。理由は就職です。後悔はありません。自分で決めたことなので。絵を頑張りたいなら大学に行けばいい。私もそう思いました。しかし。お金がないなら自分で稼いでいきます。家にはないので。でも、大学は技術面は教えてくれます。それが嫌なわけではありません。しかし、日本の大学は勉強ができなければいけない。それについて私は理解はしています。AIが出たからと言ってすぐには日本の教育が変わらないことも。そして、自分は絵を描くことがとても好きなことも。しかし、技術を習得したいとは思えない。なぜかはわからないです。好きなことも本当。なのに技術を習得するしたいわけじゃない。私は出来るならずっと絵を描いていたい。でも、就職すれば時間のほとんどが仕事になる。私はこの先何をどうしたらいいかわからないのです。なので茂木さんに質問しました。コメントよろしくお願いします。


ご回答。


はるかさんにとって今一つだけ確実なことがあるとすれば、それは、絵を描くことのよろこびだと思います。


だとしたら、そのことを大切に、これからの人生を考えていけばいいのかなと思います。


進学や就職は、人生の「実際的な」ことですが、それと、絵を描くたのしみは両立すると思います。


絵を描くことを職業にしようとすると、いろいろな制約が出てきます。それをできればいいけれども、できないかもしれない。


でも、何を学び、どんな仕事をするとしても、絵を描くよろこび自体は、絶対に手放さないで、守っていってください。


「息抜きにゲームの体験版をダウンロードしているときにひまだな~と思って最近買った筆ペンを思い出したので、手のおもむくままに描いていたらヘンテコな絵が描けていたのがきっかけ」ということですが、これはいわゆるdoodleで、無意識から出た絵です。


そこには真実があります。無意識の叫びがあります。


doodleを描くことで、ストレスなども開放されて、幸せになります。


これからどんな人生になるとしても、doodleを描き続けてくださいね。


そうしたら、ひょっとしたら、それが生きる上での支えになるだけでなく、仕事にもつながるかもしれませんよ。


一番大切なことは、描き続けることです。

nounandemo
 
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