連続ツイート2286回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。


国民民主党の玉木雄一郎代表が、憲法改正の議論に応じると発言したことで、ツイッター上でいろいろな議論が起こっている。改憲の議論自体はやったらいいと思うが、今回の選挙で、そのような議論がほとんどなかったし、NHKを始めとするメディアの不全で国民の意識も深まらなかったことは、銘記したい。


いずれにせよ、憲法改正は今の日本の状況を考えると決して優先順位の高い課題ではないと思うけれども、しばしば報じられているように安倍さんはやりたいのだろう。それはそうとして、憲法改正の議論をするときに、確認しておきたいことがある。


憲法改正のような、国家としての根幹にかかわることについては、単なる政党の数合わせではなくて、一人ひとりの議員が自身の良心に照らして行動し、投票すべきであって、そうではなくて単に政党の方針に従って投票するのであるならば、そのような国会審議には全く意味がないと断ぜざるを得ない。


記憶に新しい安保法案などの国会審議において何がいちばん落胆させられたのかと言えば、与党、野党関係なく、国の成り立ちに関わる事項については、一人ひとりの議員が自分で判断して投票するという民主主義で当たり前の前提が、日本では成り立っていないという惨状である。


英国でも、米国でも、国の成り立ちに関する事項については、政党に関係なく、議員が自身の良心で投票するのは当たり前のことで、だからこそ、単なる数合わせでは、投票結果は読めない。最近では英国のEU離脱に関する投票で、保守党労働党関係なく議員が投票していたのは記憶に新しい。


日本の議会の現状で一番落胆するのは、与党、野党ともに単なる数合わせで法案の成否が機械的に決まっていくことで、それならばそもそも議会における議論なんていらないし、ロボットが自動投票すればいいだけの話で、ロボット議員によるロボット国会ということになる。


憲法改正は別に急ぐ政策課題ではないと思うが、安倍さんがやりたくて、例によって自民党の議員さんが自分の判断では動かないロボット議員としてふるまうとするならば、少なくとも、与党野党関係なく本当に自分の考えで投票して欲しい。ロボット議員によるロボット憲法改正など、まっぴらごめんだ。


以上、連続ツイート2286回「ロボット議員によるロボット憲法改正など、まっぴらごめんだ」をテーマに、7つのツイートをお届けしました。

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