938回


lainniさん


22歳 大学生です。

意味論についてのオススメの本や論文があれば教えて頂きたいです。

最近、あらゆることに価値は無いように思えてきて、それでも今この瞬間に感じてることだけは実感をもてるので、その実感を大切にしようとしています。

それまでは、賞をとったり、事業の起ちあげに関わったり、将来の自由に繋がることをしようとして、逆に窮屈さを感じていました。ですが、今感じる実感を大切にして、自分の感じることを探求するようにすると、自由を満喫してい感が出てきて、今はいい感じです。サイトを開発したり、惹かれたゲームを片っ端からやったりしてます。

でも、その状況が続くと、逆に価値とは何だろうということを考え始めました。社会的には多くの人が認めることが価値となるみたいな話もあるでしょうが、もっと根本的に価値について考えてみたいです。価値を支えているものが意味だという気がしていて、この世界から人はどのようにして意味を取り出しているのか、そこに何を見出しているのかが気になります。

拙く、まとまりのない文章で申し訳ありません。よろしくお願いします。


ご回答。


お話しをうかがっていると、ソシュールの意味論とか、脳科学においてウェルニッケ野でどのように意味が処理されているかということよりも、たとえばプラトンが書いた一連のソクラテスが出てくる対話篇をお読みになるのがよい感じがします。


ソクラテスは、答えを最初から仮定せず、言葉のいきかいの中で見つけていくというアプローチをとっているのです。


『饗宴』や、『パイドロス』、『プロタゴラス』あたりいかがでしょう?


探し求めるプロセスそのものが、生きることだと思います!

nounandemo
 
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『すベての悩みは脳がつくり出す』