933回


こまさん


茂木先生、こんにちは。
はじめてご相談させていただきます、30代会社員のこまと申します。

職場に沸点が低いというか、自分の考えに相手の行動がマッチしないとに攻撃的になる方がいます。私はそうなりたくないので、できるだけポジティブな言葉を使って対応しているのですが、その対応がどうやら余計に気を触らせているようです。

人によってコミュニケーションスタイルは違うと思いますし、相手の考えをこちらももっとくむ必要があるかと思いますが、自分が考える行間を読めて当たり前という考え方のようで、自分がくんで欲しいことに対して相手が気がつかないと相手の落ち度とみなして強い言葉で攻撃してきます。

私は争い事は好まないのでもっと円滑なコミュニケーションをしていけたらと思っているのですが、考え方の違いから相手に100パーセント合わせることは難しいと考えています。

どのような姿勢でこのような方に対峙すると、このようなお互いにとって不快なコミュニケーションを回避できるのでしょうか?

もし何かお考えがあったら是非お聞きしたく、よろしくお願いいたします。


ご回答。


そうですか。。それはお気の毒です。


そのようなその方の「個性」をなんとか受容するしかないですね。


その方を変えるよりも、こまさんが変わる(適応する)方が良いと思います。


まず、その方、その「欠点」のすぐそばに何か関連した「長所」はないですか? すぐに沸点に達する欠点が、別の長所と結びついているのだったら、その個性全体を受け入れやすくなるはずです。


また、相手の言動を、良い悪い、正しい間違っているの判断なしで、自分の感じていることをそのまま伝えることも有効です。

マインドフルネスの応用ですが、「突然そんなことを言われてびっくりしました」とか、「私の理解能力が足りなくてごめんなさい」とか、おだやかに伝えることで、相手にメタ認知をうながし、ひょっとしたら欠点が改善されるかもしれません。


ゆったりとやさしい日々がくるといいですね。

nounandemo
 
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