「れいわ新選組」をテレビなどのメディアが取り上げない問題に関連して思い出したんだけど、イギリスでは、ナイジェル・ファラージのBrexit partyが、今年の1月に設立で、それで5月の欧州議会選挙で29名当選させた。


https://en.wikipedia.org/wiki/Brexit_Party


 でも、欧州議会選挙までは議員はあまりいなかったはずで(今調べたら、UKIPから8人が合流していたらしい)、それでもBBCを始めとするメディアはBrexit partyのことを、欧州議会選挙の前から報じていた。


 議員数とか政党要件とかそういうもので形式的なルールに基づいて報じるかどうか、討論に呼ぶかどうか決めるということは、実質について自分たちが判断しないというジャーナリズムとしての職能放棄で、日本のメディアは選挙に関してはほんとうにお役所仕事だと思う。


 ぼくは別に今回の選挙で「れいわ新選組」の代理人でも利害関係者でもないけれども、れいわ新選組のまわりのうごきを見ていれば、報じるべきかどうか、討論会に呼ぶべきかどうか、メディアとして判断できると思う。


 もちろん、その上で判断してやっぱり取り上げない、呼ばないという局、番組があってもいいけれども、現状を見ると、日本のメディアはフェアでなく、単なる臆病者、あるいは形式主義者、あるいはその両方なのだろうと思う。


(クオリア日記)