今回の現地は、山間の行きにくいところだっのたので、ネットで予約できるタクシーをお願いしておいた。
そうしたら、ちょっとかっこいい感じの人が「Ken Mogi」と書いた紙を持って待っててくださった。
飛行機が一時間遅れたのに、もうしわけなかった。
それで、その人が山間の行きにくいところにつれていってくれたのだけれども、途中で、その人のアイフォンが鳴って、女の人と話し始めた。
何語かわからない。イタリア語のような気もするけど、そうではない。ドイツ語やフランス語では全くない。
なんなのだろう、と思ったら、電話を切ったあとその人が英語で言った。
「いやあ、ごめんね。いっしょに仕事をしている同僚なんだけど、話すととまらないんだ。彼女も、ギリシャ人なんだけどね。」
ギリシャ語だったんかい!!
ギリシャ語、生で初めて聞いた。
親切な人で、途中でクッキーを一枚くれた。
それで、しばらく後で、クッキーをもう一枚食べるように勧められた。
「一枚じゃ、食べたというだけだよ。二枚食べて、初めてその味と出会うんだ。」
深い! なんだかクッキーのギリシャ哲学、という気がした!
(クオリア日記)