連続ツイート2249回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。


諸国の事情をすべて網羅的に見ているわけではないからわからないけれども、今まで目にしたおそらく十数カ国くらいの議員さんや政治家さんと、日本の議員さんや政治家さんの一部を比較した時の後者の一部の顕著な特徴は「お上」感かと思う(笑)


江戸時代は安定して長く続いていたし、そのあとの明治維新以降の「官尊民卑」のような雰囲気もあったから、日本人の心のDNAの中に「お上」という感覚が根強く残っていて、一部の議員さん、政治家さんのふるまいがそれにはまってしまっている。議員さん、政治家さんが「お上」のようにふるまうのだ。


本来、議会制民主主義のもとでは、議員さんは国民の代表であり、付託を受けた存在であるはずだから、民意に対して謙虚であるはずだし、public servant, 公衆の奉仕者であるはずなのに、むしろ「お上」感があって、民は由らしむべし知らしむべからずみたいな雰囲気の議員さん、政治家がいて面白い。


なぜ「お上」感のある議員さん、政治家が出てくるかというと、特に地方選出の議員さんなどで、その議席がほとんど「指定席」のような感じで、落選することが全く考えられないというような事態がある。しかも、その議席が事実上「世襲」だったりする。そうなると「お上」になるのは当然だ。


事実上、議席が絶対安全確実の「指定席」であり、しかも実質的には「世襲」だとしたら、その議員さん、政治家さんが、「お上」っぽくなって、選挙民の方が「ははあ」「お代官様」みたいになってしまうのも、人の心の流れとして、当然といえば当然なのかもしれない。


議員さんや政治家さんが「お上」みたいになってしまうのも、日本の独自の政治文化なんだと言うこともできるかもしれないけれども、やはり、それはちょっとまずいんじゃないかと感じる。議席が指定席だったり、世襲で決まっているような状況は、できるだけ減らしていった方が良いのではないか。


地方の選挙区の有権者の方々にも、うちの選挙はあの先生で決まっているんだから、みたいに固定観念にとらわれないで、ましてや議員さんを「お上」のように見たりしないで、自由に投票してほしいなと思う。日本は令和であって、江戸時代ではないのだ。おそらく江戸時代ではないと思う。違うってば。


以上、連続ツイート2249回「なぜ、一部の議員さん、政治家さんは、「お上」のようになるのか」をテーマに7つのツイートをお届けしました。

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