NHKの大河ドラマ『いだてん』の視聴率がふるわないというネットニュースを見た。


民放の裏番組は視聴率好調らしい。


このようなニュースを見るたびに思うんだけど、視聴率だけをとりあげてそれをニュースにするというだけでいいのだろうか?


視聴率以外に、批評的な視点からの質の評価があるはずだけど、後者はめんどうなので、視聴率を見るのがてっとり早いのだろう。

一種の手抜きである。


『いだてん』が、視聴率は少なくても、質が高い、逆に、視聴率が高くても、批評的には質はいまいちの番組がある、ということもありうるのだから。


News23は、私も少しお話させていただいたけれども、小川彩佳さんをはじめスタッフのみなさんがんばっていらっしゃるように感じた。


それが、やはり視聴率ばかり書くメディアが多いように思う。


報道番組としてここが良い、ここが課題だという批評的なスタンスがもっとあってよいはずだ。

視聴率といっても、今はいろいろな指標があって、いつまでもビデオリサーチの数字だけではあるまい。


News23といだてん。その質的評価はどうか。


視聴率ばかりうんぬんしていると、良質の番組が育たなくなると思う。


(クオリア日記)