連続ツイート2242回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。


大学入試に民間の英語試験が使われるという話、そもそもなんでそのような「改革」をするのか、そのモチベーションとかが理解できないでいるのだけれども、このところ、ツイッターで、この制度「改悪」に反対する意見や署名のよびかけを見かけるようになった。



大学入試で英語の能力を見るときに、単にテストの点数というだけでなくて、総合的に(たとえば面接するとかエッセイを書いてもらうとか)判断するという方向はいいと思うのだけれども、その英語のテストを複数にして、比較のアルゴリズムをより複雑にすることのメリットがよくわからない。


合否判定の基準がテストの点数だけではないという方向性はいいとして、その点数の構成をわざわざ複雑にすることで得られるメリットはなにもないと思う。せいぜい、それぞれの民間テストにかかわる業者とか組織がうはうはもうかる、くらいのことではないか。


私がTOEICが嫌いなことは今までも何回も書いているので知っている人は知っていると思うけれども、あの、文脈をトリビアルな浅い「ビジネス」に設定した英語の「試験」が、大学で学ぶというアカデミックな目的に合致しているとはとても思えない。


TOEFLはともかくとして、TOEICを大学入試の合否判定のための民間英語試験として採用することはあきらかにミスマッチだと私には思えるのだけれども、採用さてれTOEICの関係者や受験予備校みたいなのはよろこんでいるのだろうけれど、日本全体としてはこれは改悪だと思う。


東京大学が、入試の合否判定に民間の英語試験を使わないと言っているのは英断というかまともな判断だと思う。そもそも全体でえいやっと同じ方向に行きましょうと国が主導するのが間違っているのであって、入試での民間試験の採用という改悪は、自然に淘汰されることを望みます。受験生がかわいそう。


以上、連続ツイート2242回「大学入試の英語民間試験採用という改悪について」をテーマに6つのツイートをお届けしました。

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