連続ツイート2233回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、感想です。


日本テレビが、北朝鮮の国営テレビで放送されている娯楽番組を紹介している動画ニュースがあったけれども(先程ツイート)、これはとても貴重な情報で、こういう報道をするのはとても有意義なことだと思う。日テレの報道の方々を大いにほめたたえたい。


どんな国でも、社会でも、人々は笑いなしではやっていけないのであって、たとえばかつてのソ連ではたくさんの「スターリンジョーク」や「ブレジネフジョーク」があって、それが日本でも本などで紹介されていた。ソ連の人たちも、そうやってストレスを解消していたわけである。


北朝鮮について伝えられるニュースは、例の国営放送の絶叫アナウンサーのイメージばかりで、このような娯楽番組がある(しかも、兵士と人々の絡みや、外国からの制裁ネタをやっている)という情報は今まで私も知らなかったので、に日テレありがとうと思うと同時に、どこでも人間は同じだなと思った。


日本のお笑いが、多く、人間関係の同調圧力が基盤になっているように、どの国でも、その国で人々がいちばん圧迫を感じていることがすぐれた笑いになりやすく、その意味では北朝鮮ではああいうネタなのか、というのは目からうろこであると同時に納得感があった。


興味があるのは、統制が厳しいあの国で、国営放送でどのような範囲が笑いのネタとして許容されているのかということで、やはり、金正恩さんをネタにしたり、トランプ大統領との交渉をネタにするのはタブーなのだろうか。


コメディ番組の担当者の心情になってみたら、このネタはOKなのか、だめなのか、なにか公のお墨付きがないと、いつとばっちりがくるかびくびくのはずで、その意味で、ずいぶん勇気がいるんじゃないのかと思う。ある意味では北朝鮮のコメディ番組担当者は勇者たちかもしれない。


できれば、北朝鮮のコメディ番組をもっと見てみたいし、どのようなネタが許容されて何でわらっているのか分析も読んでみたい。また、かつてのソ連のように、国内でどのようなジョークがひそかにささやかれているのかというようなニュースももっと見てみたい。


一般に、ニュースというものは、人々がすでに持っている観念や思い込みを確認するものではなくてそれを打ち破るものにこそ価値があるはずで、その意味で、今回の日テレの報道は、とてもグッドジョブだったと思う。


以上、連続ツイート2233回「日テレのニュースで北朝鮮のお笑い番組を紹介していた!」をテーマに、8つのツイートをお届けしました。

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