ぼくはフルーツが好きで、子どもの頃から大好物だったけれども、昔インドネシアに行ったときにいろいろなフルーツを見てうわあとなってしまった。


 それで、今回バンコクに来て、いろいろフルーツを見て、やっぱりうわあとなっている。


 特に、こっちのは熟しているから、マンゴにしても一味ちがう。


 ナッシュに、ドリアンはあるのかと聞いたら、当然だろう、タイはドリアンの王国だというから、そうだったのか、知らなかったと言った。


 確かに街を歩いていてもドリアンを売っている屋台がある。


 よほど買ってみようかなと思ったけれども、先を急ぐので断念した。


 レストランでフルーツが出て、ナッシュが目を輝かせているから、なんだ、と聞いたら、これはいいやつだ、santolというんだ、と言う。


 そうなのか、と食べてみたら、おいしかった。


 困ったことに、フルーツの味というのは、まさにクオリアだから、言葉で表現しきれないというか、食べて見るしかないわけで、いわば一つ一つのフルーツがクオリアの玉手箱で、日本には持って帰れなくてまた現地で食べるしかないところがすばらしいというか大変だ。


 まだまだどれくらい知らない玉手箱があるんだろう。


(クオリア日記)