一生懸命書いた小説でも、なかなか読んでもらえないから、ツイッターで『ペンチメント』『フレンチイグジット』と、『東京藝大物語』を毎日少しずつ「ツイッター連載」して、前者はトラックパッドの上を指を走らせて描いた絵、後者は当時の写真をつけて配信している。


少なくとも、そういう作品があるということに慣れ親しんでもらえたら、と思って。


それで、前者の絵は本当にへたくそなので、パソコンの中には「へたくそお絵かき」というホルダー名で入れてある。


今朝引用した部分で、信介がシャンパンをしげしげとみるんだけど、信介のモデルがあるとすればなんとなく塩谷賢っぽい感じもするけどいろいろな人が混ざっている。


信介がなぜシャンパンが好きなんだろうと思ったときに、シャンパンは泡で、私たちの住んでいる宇宙はベイビーユニバースで真空のゆらぎからできたかもしれなくて、つまりはシャンパンの中に宇宙があってそれを飲み干すことで存在論的不安を打ち消しているのかもと思った。


(クオリア日記)