連続ツイート2211回をお届けします。文章は、その場で即興で書いています。本日は、「マインドフルネス」について。


大切なことだと思うので、「マインドフルネス」について改めて振り返っておこう。もともとは禅の瞑想の伝統から生まれたマインドフルネスだが、最近では創造性との関連が注目されており、グーグルなどのIT企業もプログラムとして採用し始めている。


「マインドフルネス」について、グーグルが使っているメタファーは、「自分自身の中を検索する」ということ。グーグルの検索エンジンはネット上の情報は検索できるが、自分自身の中にあることは自分自身で見つめて(メタ認知して)気づくしかない。自分の中に膨大な宝庫がありそれを採掘する。


「マインドフルネス」の根本は、「今、ここ」で起こっていることをそのまま受け止めるということである。周囲のことや、自分自身のこと、何を感じているか、何が見えているか、何が聞こえているか、すべてを、ありのままに受け止める。それがマインドフルネスである。


大切なのは、価値判断しないこと。これはいいとか、悪いとか、決めつけるのではなく、ただ、ああ、今このような事象があるのか、今自分はこんなことを感じているのか、ということを、そのまま受け止める。そのことがマインドフルネスの核心である。


価値を決めつけないということは、とても大切なことで、たとえば、目の前に子どもがいて、明日試験なのに勉強しないでゲームをやっているとする。そんな時、それを「悪いこと」と決めつけてしかるのは、「マインドフルネス」からは程遠い。


そうではなくて、自分が感じていることをありのままに把握し、伝えること。まあ、ゲームをやっているのね、楽しそうね。どんなゲームなのかしら、ママも興味あるな。でもね、明日試験でしょう。ママ、ゲームをやっているところを見ると、心配になることがあるの、点数がとれなくて、学習できないと


将来、あなたがなにか仕事をしたいと思って、そのためには学校に行かなくてはならなくて、そのときに、行きたくても行けないみたいなことになるんじゃないかって、ママ、心配になるの。ゲームは楽しいだろうけれども、ママもやってみたいけれども、明日の試験の準備はだいじょうぶかなって。


そんな風に、子どもの行動をよい悪いで決めつけるのではなく、自分が感じていることをありのままにとらえて、それを伝える「マインドフルネス」を実践することが大切。以上のように言っていたら、子どもも反発しないで、言い終わるころには勉強を始めているのではないかと思う。


今は、誰もがすぐにいい悪いと決めつけやすい時代だから、だからこそ、マインドフルネスを実践したい。なによりもそれは自分自身のためである。よりバランスのとれた、全体に注意が行き届いた、すてきな人になれる。


以上、連続ツイート2211回「今こそ、マインドフルネスを実践しよう」をテーマに9つのツイートをお届けしました。

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