871回


言葉感情実験室さん


私は大人向けのアート系のワークショップを単発ですが行っています。そこで大切にしていることは、自分の好き、を探ることです。そして、自分の判断で決断を下しながら自分の手を使って作り上げる。勿論、そういったことも楽しみをベースにした中でなければ成り立たないと思っています。
大人向けのワークショップは具体的に何を作るかプログラムが決まっていて、その中で上記の主旨で私が案内をしていくのですが、上記の主旨はあくまで、私側のもので、ワークショップをしに来る人はプログラム自体に魅力を感じてやって来ます。

少し分かりづらいですが、ここで何が聞きたいかというと、

次は子ども向けのワークショッププログラムを考えたいと思っています。

アートは正解が無い分、教育の現場では可能性と魅力がある手段としてアートというコンテンツは活用出来るのではな
いかと思っています。
(アートを目的ではなく教育のための1つの手段として取り組むこと。)

しかし、自由度が高い分、目的を持ってプログラムを組むべきだと思っています。

茂木先生の視点から何かアドバイスして頂けたらと思い質問させて頂きました!


ご回答。


レッジョ・エミリアのポリシーの確信は、子どもたちにできるだけ多様な表現の手段を与えることだと理解しています。


ですので、一つにアプローチは、絵画にしろ、音楽にしろ、いろいろなやり方で自分を表現する方法を提供することではないでしょうか。


ピカソが、子どものように描くことを生涯の目的としたように、自由な現代アートと子どもたちは実は直結しています。


大人たちの常識や思い込みが、子どもたちの自由な発想の邪魔をしないようにすることが大切だと思います。


安全基地に徹して、どのような表現が出てくるか、そこからむしろ大人が学ぶという姿勢が大切なのではないでしょうか。


素敵なワークショップになりますように!

nounandemo
 
脳なんでも相談室へのご相談は、https://lineblog.me/mogikenichiro/archives/1294423.html のコメント欄までお願いします。

よくある相談項目を集めて、回答した本です↓

『すベての悩みは脳がつくり出す』