佳子さまが、「私は、結婚においては当人の気持ちが重要であると考えています。ですので、姉の一個人としての希望がかなう形になってほしいと思っています」とご発言されたことが、波紋を呼んでいるようだ。


私は、このご発言をそのまま受け止めたのだけれども、いろいろな捉え方があるようだ。


私は次のように思う。


今上天皇陛下は、ずっと、日本国憲法の精神によりそってご公務に向かわれてきたように思う。

その日本国憲法には、「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し」と記され、また、「配偶者の選択は・・・個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して」と記されている。


小室圭さんと眞子さまのご結婚は、もちろん、秋篠宮ご夫妻や皇族方に支持されるかたちで、さらには国民が広く祝福されるかたちで行われるのが望ましいと思う。




しかし、最終的には、ご本人たちのご意向を尊重するのが、今上天皇陛下が大切にされてきた憲法の精神にかなっているのではないか。


また、憲法を持ち出すまでもなく、現代は、一人ひとりの幸せをいちばん尊重することが大切という、そのような時代ではないだろうか。


一番大切なのは眞子さまのお気持ちだという佳子さまのご発言は、まっとうなものだと私は感じる。


もちろん、このことについてはさまざまな考え方があるだろうと思うから、それぞれの方がそれぞれのお考えを表明されるものだとは思うけれども、私は上のように考えるのである。