雑談その10。
昔、ダーウィンが引きこもっていた田舎の家にいった時、ああ、なんか素敵な人生だったんだなあと思った。
ビーグル号を降りた後、基本的に公職につかず(つまりはそれだけの財産があったということだけれども)、ずっとその田舎の家で植物を育てたり標本を調べたりミミズを研究したりしていたダーウィン。
近くに散歩の道があって、そこを何周すると決めていて、歩きながら考えるので、何周したかわからなくなるから、石ころを並べておいて、一周するごとに一個蹴って、何周したかわかるようにしていた、という話を読んだか聞いたかしたことがある。
そういう田舎生活、いいなあと思うのと、組織とか肩書とかいうのはまったく本質と関係ない、という事実と、そういう事実が比較的歴史上頻繁に確認される社会はいいなあと思っている。