798回

あいさん

こんにちは。
高校2年女子、あいです。

私は極度の心配性で毎日心がざわついています。人間関係も良好でなにも悩むことはないはずなのに、自分で勝手に心配事を作って心配している感じです。それは物心ついたころから変わらず、心配することが思考の癖なのだと思います。心配することも、身を守るなどのメリットはあると思いますが余計な心配をしたくありません。もっと自由に生きたいです。どうすればこの思考の癖を治せますか?

ご回答。

性格(personality)の5因子モデル(ビッグファイヴ)の中に、「Neuroticism(神経症傾向、情緒不安定」というものがあります。


https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%80%A7%E6%A0%BC#5%E5%9B%A0%E5%AD%90%E3%83%A2%E3%83%87%E3%83%AB

つまり、くよくよ悩んだり、心配したりするという傾向は、性格の5大因子の一つになるくらい、重要であるということです。

人類の進化の過程で、この傾向が残ってきたということは、心配するということがそれなりの意味があったということだと思います。

性格特性は、自分の個性のようなものですから、それを否定したり、直そうとするよりも、受け入れるのが良いのです。

たとえば、心配し始めても、「これは現実のことではなくて、自分が想像しているだけなんだ」と言い聞かせたり、温かいお風呂に入ったり、散歩したり、あるいはすてきな小説や漫画を読んだり。

逆に楽天的な友だちと話してみるのもよいかもしれません。

もちろん、このように、「脳なんでも相談室」に相談していただくのもいいです。

自分の性格特性を直そうとするより、それを前提にいろいろなやり方を開発し、学んでいくことで、人生は豊かになります。

芸術家など、そのようなやり方で良い仕事をされている方もたくさんいらっしゃいます!

nounandemo
 
脳なんでも相談室へのご相談は、https://lineblog.me/mogikenichiro/archives/1294423.html のコメント欄までお願いします。

よくある相談項目を集めて、回答した本です↓

『すベての悩みは脳がつくり出す』