百田尚樹さんの『日本国紀』について、親友の中尾清一郎さんとの対談をユーチューブで公開した。


https://www.youtube.com/watch?v=Ur9F_DBq4as

 昨日まで2000回再生くらいだったのが、眠っている間に『日本国紀』を編集された有本香さんがツイートしてくださって、今朝見たら2万回を超えていてびっくりした。
 有本さんの影響力、文脈の力だろう。

 ぼくは『日本国紀』についての率直な感想は先日のブログで書いた通り。


https://lineblog.me/mogikenichiro/archives/8406956.html


 今の世の中は単純に二分する人が増えすぎたように思う。
 これは日本だけでなく世界的な傾向で、アメリカでは親トランプと反トランプ、イギリスではEU離脱派とEU残留派が対立して、分断されてしまっている。

 そんな単純な話であるはずがなく、対話を続けること、意見を交換することが大切だと思う。
 有本さんがツイートしてくださったことをきっかけに、いろいろな方が私に感想を寄せてくださっているが、その中で、私が「完敗」したとかいろいろ言ってくる方がいらっしゃる。

 中尾清一郎さんは私の親友であって、対談を収録(何の打ち合わせもなく、いきなり収録した)する前から、中尾さんがどのようなことを言われるかはある程度わかっていた。

 そもそも、私がiPhoneで自撮りして、自分でネットに上げたのである。

 世の中の人が、あまり考えもせずに、分断的な思考で物事を考えるようになっていることを、不幸なことだと思う。

 それは感情の劣化をもたらすし、何よりも知的に不誠実である。

(クオリア時評)



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