753回


サクラさん


茂木先生、初めまして。

私は農学部の3年生女子です。
大学一年の頃、農業実習に行ってから農業の虜です。日本の農業を盛り上げたい!というのが私の大学の志望動機です。農業の秘める美しさに惚れ込み、農業における美意識化をずっと探求してきました。そして、そこに活性化のヒントがあると感じています。
ただ、それをうまく言葉に起こせず、困っていた。その時に、茂木先生の、IKIGAIに出会いました。“生物の芸術(なまもの)”という言葉、涙が出ました。私が求めているものに言語が与えられていくような、幸せな気分です。
ありがとうございます。

私は、農業者になりたいです。
本になぞらえて質問です。

サラリーマン家庭で育った私。農業従事者になりたい私。小さく続けるにはまずどうしたら良いのでしょうか。
勢いよく、農業に飛び込むことは危険な賭けなのでしょうか。
周囲には止められてしまいます。

けれど、わたしの生き甲斐はきっと農に含まれています。美味しい野菜を収穫すること、栄養満点の料理を作ること。これが私の幸せです。
そしてさらに、野菜のストーリーや自然の豊かさを感じ取るのが生き甲斐です。


ご回答。


本を読んでくださって、ありがとうございます。

うれしいです。


そして、農業に関心があること、すばらしいですね!

これからの農業は、ますます、良い意味での「ビジネス」という側面が強くなってくると思います。


さまざまな品種が開発され、生産者から消費者までの流通の経路も変わり、また6次産業としてのさまざまな試みが行われるでしょう。

一例をあげれば、日本のワインやウィスキーはこれから国際的な注目を浴びます。先日も「厚岸ウィスキー」を飲んであまりのおいしさにびっくりしました。


サクラさん、ぜひ、楽しく、そして素晴らしいお仕事をなさってください!

たのしみにしています!

nounandemo
 
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