748回


わーてふさん


茂木さん、こんにちわ。
私は並木良和さんという方の本を読み天使が実在することを知りました。頭がおかしいと思うかもしれませんが、
天使に言うつもりで、「天使達、あなた達が存在することを私に示してください」と心の中で言うと、数日以内くらいに天使の絵や、エンジェルなどの天使に関する言葉が目に入ったりします。私は疑いながら何度かやりましたが、ある時は数時間後の大学の試験の時に斜め前の方がふと目に入り、そこの席の人の服に大きく天使の絵がプリントされていて、ある時は、4日後にツイッターに今日は天使の日ですと書かれていて、その日が10月4日でした。茂木さんも是非やってみてほしいです。茂木さんの感想を聞いてみたいです。


ご回答


「天使」という文化的遺伝子(ミーム)に関する表象が世の中にはずいぶんあふれているのですね。


ぼくも知りませんでした。


そういえば、昨日、たまたま見かけたテレビ画面で、お菓子の金のエンジェル、銀のエンジェルの絵が映っていました。


人間の脳は膨大な情報を視覚としてとらえているのですが、そのほとんどは認識や記憶に残らず流れていってしまいます(オーバーフロー)。しかし、並木良和さんの本を読まれるなどして、脳の中にある特定のシグナルを探す活動が立ち上がると、それを探すようになって、そうなると世の中に関連したものがたくさんあることに気づくのです。実際にはその前から、オーバーフローの中にその表象はたくさん現れていたのですが。


人間の脳はふしぎですね。並木良和さんの本は拝読したことがないのですが、きっとそのあたりの機微をうまくつかって表現されているのだと思います。ユングのシンクロニシティも同じような表現でした。

nounandemo
 
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よくある相談項目を集めて、回答した本です↓

『すベての悩みは脳がつくり出す』