昨日、ウーマンラッシュアワーの村本大輔さんのライブに行ってきた。

 さまざまな障がいを持つ方、身体的特徴のある方、トランスジェンダーの方、シリアの内戦の惨状を訴えるシリア人の方などが舞台に立ってお話をした。

 笑いがあふれた時間、しんみりと聞き入った時間、全体として素晴らしかった。

 終演後、夜道を歩きながら考えた。
 
 村本さんが、あのような「場」をつくっているのはほんとうに意義のあることだ。

 差別や偏見、無知というのは人間を緊張させるけれども、その緊張の壁を通り過ぎると案外ゆったりとまったりとほっこりとまるでコタツに入ってみかんを食べているような温かい世界に入る。

 そこにいるのは、「人間」。

 ほほえんでいるのは、あなたと私。

 「人間」と「人間」の壁は人を緊張させるけど、その壁の向こうにいくと、そこには「人間」がいて、温かい。

 当たり前。だって、「人間」だから。

 緊張とその緩和。

 壁を溶かし、超える役割をするのが笑いであり、コメディアンであると改めて思った。
 村本さん、すべての参加者のみなさん、ありがとう!

 村本さんが大渋滞で遅れて、急遽私が「前説」をさせていただいた。

 舞台からみなさんを見たので、村本さんのお客さんがほんとうに素敵な方々だということがよくわかった。

 未来は、みなさんとともにあると思います。

 私のつたない「前説」にご協力いただいた、元気のいい兄ちゃん、ありがとう!

(クオリア日記)
(クオリア時評)



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