731回


ろつさん


おはようございます。
東京都の高校2年生女子です。

「悲劇のヒロインぶらないで」とよく言われます。
言われる相手は、親や音大受験に向けて通っている楽器のレッスンの先生です。
自分では「ぶっている」つもりはないのですが、迷っている時や悩んでいる時のわたしは悲劇のヒロインを演じているように見えるらしいのです。
わたしは小さい頃から物語や絵、彫刻、音楽などの世界に浸ることが大好きで、悲劇も好きです。
わたしが意識しなくともそのような態度を取ってしまっているのは、その影響なのでしょうか?

また、今まで音大受験に向けてレッスンを受けて来たのですが、今は言語学や日本語の歴史に興味が向いて、これらを学べる大学に行きたいと思い始めました。
加えて(結局はわたしが出来ていないのが悪いのですが)レッスンで毎回怒られることにも疲れ、嫌だと思うようになってしまいました。
今とても進路を変えたいです。
これは今までやってきたことからの逃げになってしまうのでしょうか?
もしそうだとしたら、やりたくないことから逃げるのはいけないことなのでしょうか?

ご回答頂けたら嬉しいです。よろしくお願いします。


ご回答。


それは、大変ですね。お気の毒です。


「悲劇のヒロインぶらないで」というのは、その先生の決めつけ、認知バイアスで、ろつさんの実像とは関係ないと思います。


 思い込みの激しい方なのでしょう。


 また、書かれていることをもとに判断する限り、ハラスメントに近い印象があります。


 音楽のレッスンは一対一なので、他の教科に比べて、教師の人格的特性に影響されやすいというリスクがあるのだと思います。


 ですから、ろつさんが、今、音楽じゃなくてもいいかな、と思い始めていることが、音楽そのものに対する感情なのか、あるいはその先生に教わっていることに対する反応なのか、見極めなければいけないと思います。


 言語学や日本語の歴史に興味を持っていることは、とてもいいことだと思います。海外のミュージシャンは、音楽以外野さまざまなことに興味を持つのはむしろ当然のことです。


 レッスンの先生を変えるか、あるいは、すぐに変えるのは難しかったら、先生のご発言でろつさんがどんな感情になっているのか、率直に、非難しないかたちでお伝えするのが良いのではないでしょうか。


 認知バイアスにとらわれている方も、そのことをお伝えすると、それが「鏡」になって、はっと気づいて、修正できる方もいらっしゃいます。


 今のまま、我慢されることは避けた方がよいと思います。

nounandemo
 
脳なんでも相談室へのご相談は、https://lineblog.me/mogikenichiro/archives/1294423.html のコメント欄までお願いします。

よくある相談項目を集めて、回答した本です↓

『すベての悩みは脳がつくり出す』