連続ツイート2163回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、「野党は安倍首相に学べばいい」 について。


野党は安倍首相に学べばいい。伊達や酔狂ではなくて、本気である。安倍さんは、いろいろなことがあっても、同じひとをずっと起用し続けている。たとえば菅官房長官。あるいは麻生財務大臣。いろいろ批判があったり、考え方の違いがあるだろうが、このような粘り強い人とのつながりは、野党にないこと。


ふりかえれば、民主党においてもっとも落胆したのは、一番の功労者であった小沢一郎さんや鳩山由紀夫さんをあれこれと姑息な手をつかって追い出したことだった。なぜそんなことをするか。政権交代の立役者や、総理経験者を追い出すような政党に未来はない。今からでも戻せばよい。


私はリベラルな人間だが、いわゆるセクト主義や、ほんとうに少しのイデオロギーの差で仲間割れしたり、内ゲバしたりするメンタリティについては全く理解できない。野党が、立憲民主や国民民主やなんちゃらに分裂している状態で、政権交代の現実的な可能性はない。そんなことでいいと思っているのか。


政権交代の現実的な可能性がない国の民主主義は腐る。実際、日本の民主主義は腐りかけている。緊張感がないからだ。政権交代は政治の呼吸、新陳代謝である。日本がこうなっていることの責任の半分以上は野党にある。なにをそんなに分裂してよろこんでいるのか。


政権交代を実現するには、国民の意見の半分の分水嶺あたりに政策をもってきて、こっちは保守、こっちはリベラルと選択肢を示す以外にない。今の分裂野党のみなさんに、そのような大きな絵を描く能力も、意志もないように見える。これじゃあ、日本の民主主義は腐る。


安倍さんは、あるいは自民党は、さまざまな考えや批判はあるだろうが、多少の考え方の違いがあっても、人のつながりを重視して組織を維持している。それができない野党では、政権交代は望めぬ。まずは小沢一郎さん、鳩山由紀夫さんを追い出した愚を猛省して、三顧の礼を持って戻っていただいたらいい。


野党の議員さんたちと話していて感じるのは、自分が議員の地位でいることに満足して、つまりはそれでいいのだ、という無意識の安堵である。本気で政権交代を目指しているというよりは、バラバラになった野党の一つで議員をやっていることで満足しているのだ。これじゃあ日本の政治は停滞する。


以上、連続ツイート2163回「野党は安倍首相に学べばいい」をテーマに、7つのツイートをお届けしました。


補足。政権交代があってこそ、民主主義が呼吸できて、血が回る。与党と野党を交互にやるからこそ、政治家の脳もきたえられる。政権交代が起こらない国の民主主義は、死んだのと同じである。諸国を見たらよい。


連続ツイートまとめ.png