連続ツイート2143回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、「ずっとフローでいる方法」について。


フローは、チクセントミハイの概念だが、集中して、時間の経過を忘れ、課題自体がよろこびとなり、最高のパフォーマンスを得られる状態を指す。そして、これが肝心なのだが、フローは特別なものではなく、熟練すれば、朝起きてから夜寝る時まで、ずっとフローの状態にいることは可能である。


朝からずっと連続でフローでいるためには、まず、やるべきこと(to do list)がはっきりしていなければならない。全力でやっていっても、やり残すくらいのto do listがあるのが良い。それは、外部メモとしてではなく、脳の中にイメージされているのが良いことは以前の連続ツイートで論じた。




次に、課題のレベル、時間の設定が高めでなければならない。だらだらやっていたらフローには入れない。できるだけ短い時間で、できるだけクオリティの高いパフォーマンスをすること。そのように自分にプレッシャーをかけることで、フロー状態に入ることができる。


フローに関する認識でもっとも重要なことは、それがストレスとは無縁の状態であるということである。集中して、高いレベルの課題をこなすというと「大変だ」「つらそう」と思う方がいらっしゃるが、フローは、むしろ、こもれびの中のほほえみというようなリラックスした状態で、よろこびに満ちている。


逆に言えば、フローに入ることを妨げる最大の阻害要因がストレスである。ストレスがあると、フローに入れない。今の課題以外の「雑音」ができるだけ入らないように、心をシンプルに保たなければならない。フローに入れるということ自体が、心が良好であることの一つの証拠であるとも言える。


ずっとフローの状態を維持するためには、課題の切り替えの判断を柔軟かつ迅速にやる必要がある。デスクワークからウォーキング、ランニング、個人仕事から対人コミュニケーションなど、モードの違う課題をぱっと切り替えてできるようになると、フローの状態が切れ目なく維持しやすくなる。


以上、連続ツイート2143回「ずっとフローでいる方法」をテーマに、6つのツイートをお届けしました。


補足。このように書くと、難しく感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、フローに入ってそれを維持するのはほんとうに簡単なのです。慣れれば、誰でも、毎日できるようになります。これ以上すばらしい人生のハックはないと言っても良いくらいです。


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