連続ツイート2139回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は、「野生の英語」について。


人工知能が発達しても、英語力をつける必要があるのは、英語が生きている存在でどんどん変化するからであって、人工知能が翻訳してくれるからといって自分は英語をしゃべらないと、英語をしゃべるコミュニティの生の身体性が身につかない。


野生の英語の思想とは、すべての試験が意味がないものと見切ることである。英語を習得するのに、どんな英語検定試験でも、そのある一定のスコアを目指すというのが「前にならえ」の英語だとすれば、野生の英語は、そんなものを一切拒否することだ。


必要悪として、入学試験や、TOEFLがあったりして、アメリカの学生もSATvocabularyをテストされたりするけれども、それはあくまでも必要悪であって、ほんとうに身につけるべきなのは、生活の中で読み、書き、聞き、話す野生の英語であることは間違いない。テストの点数など、一切関係ないのだ。


野生の英語においては、「レベル設定」というものがない。いきなりリチャード・ドーキンスのレクチャーを聴くべきだし、シェークスピアの演劇を見るべきだ。自分のアウトプットも、ラップから文章まで、スコアリングの意識なくしてとにかく吐き出すべきだ。


英語の習得の目標が、検定試験でのスコアである、みたいなちまちました世界の中で小さく前にならえしていると、いつまでたっても野生の英語は身につかない。英語の試験なんて、ガン無視すればいい。その存在自体を忘れてしまえばいい。それで、英語を呼吸して、英語で生きればいい。それだけだ。

野生の英語の学習教材は、今やインターネット上に無限にある。英語ほど、脱学校化(unschooling)にふさわしい学科はない。とにかく英語を呼吸し、運動し、走り、踊れ。試験は<<<<一切>>>>無視しろ。自分の英語についてのメタ認知は持て。それは大量の英語に接していれば自然に身につく。

以上、連続ツイート2139回「野生の英語」について、6つのツイートをお届けしました。


補足。TOEIC で満点を何回とったとか、そういうのが一番意味がわからない。全く意味がない。

日本人の英語力を上げるためには、英語の検定試験とか、そういうのを重視したりありがたがる風潮をぶっこわすのが一番の近道だと私は考えている。

今こそ、野生の英語を。


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