640回


きういさん


おはようございます
東京の大学二年生のきういです
茂木先生にとてもお聞きしたいことがあったので投稿させてもらいます

僕は人生で自分が大切にしたいもの、幸せに感じるものや目的を意識して日々を生きることでよりいい人生が送れると思いました。
しかし人って忙しく毎日を送っているとそういったことを忘れてつい短絡的な行動をとってしまったりしてしまうと思います。

そこで茂木先生は毎日朝とかにそういった大切なものを思い出す日課などは作ったりしていたりするのでしょうか?
世間で言われてるものだと 今日を人生最後の日だと思って生きろ などと似ていると思います。
読んでくれてありがとうございます。


ご回答。


難しい問題ですよね。

人生で大切なものから、離れないで生きていきたいけれども、人生にはさまざまなことがある。


そして、さまざまなことも、人生という有機体を成り立たせるためには必要なことで、つまりは多様性のスペクトラムとして存在する。

結局、さまざまなことも大切にしつつ、自分にとって大切なことに立ち返っていくしかありません。


その思い出すタイミングですが、朝に限らないように思います。


自分なりの思い出しのプロトコルをつくるのが良いと思います。


そのきっかけは、一日のうちに、どこで起きてもよいのではないでしょうか。


ぼくも、歩いている時など、あるいは電車に乗っているときなど、あるいは空を見上げた時などに思い出します。


それが人生の「復元力」であるように思います。

「今日を人生最後の日だと思って生きろ」も力強いメタファーですが、時々思い出して復元することが大切だと思います。

nounandemo
 
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