629回
黒木幻斎さん
いつも拝見させていただいてます。高校一年生の黒木幻斎といいます。
私は国際科に在籍してます。特殊なバックグラウンドをもつ生徒がいる科ですが,私は特になく,将来の夢のために外国語や国際について学ぶことを目的にこの科にいます。
当初から文系と決められてるため,そこでは二年生から数学をとるかとらないかという選択があり,近々それを決めなければなりません。
数学をとらない場合はフランス語か中国語の選択になるのですが,フランス語はとても習得したく思います。
しかし,悩んでしまいました。数学をとる人の理由には大学受験で必要になるからですが,私はそれに該当してしまいます。フランス語を狙いたいと思う傍ら,大学では哲学や倫理を学びたいと思っているからです。(家計を考え国公立にいかなければという理由もあります。)
昔から考えることが好きで,そのせいで苦しんだりもしましたが今では思考することで自分を高められると考えています。また,国際社会や世の中には哲学や倫理,ひいては宗教が大きく関わるために,これらを学ぶことでいずれ自分が海外で様々なことを見たとき深く考えられるのではと思います。(高校生の推測ではありますが…)
長くなってしまいましたが、私は何を優先しこの選択をしたらいいのでしょうか。
また,最後に述べたことですが,私は自由に思考してきたため価値観を確立していると思います。このような自分が新たに大学でそれらを学ぶことは必要なのでしょうか…
まとまりがない文章ですいません。アドバイスいただけると幸いです。
ご回答。
とても素敵な学びの環境にいられるようですね。
いいですね!
ぼくだったら、数学をとって、フランス語は自分でやると思います。
実際、ぼくは高校の時、ドイツ語を趣味でやっていました。
これからの時代、英語は絶対的に必要ですが、フランス語はオプションだと思います。
もちろん、すばらしい言語で、フランス語の文化も奥深いですが(特に興味をもたれている哲学の分野では、フランス語で書かれたものは重要です)、できなくてもグローバルな意味で、致命的なダメージはないです。
また、独習するための環境が今はインターネット上にいくらでもあるので、授業をとらなくてもそれほど問題ではありません。
一方、数学は人工知能など現代の文明の基礎で、わかっているのとそうでないのではこれからの伸びしろが大きく変わります。
数学も独学はできますが、授業で標準的な知識、スキルを身につけた方が、より確実だと思います。
以上はぼくの考えなので、参考にしていただいて、黒木さんご自身の直感で選ばれてください!
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