先日、仕事の合間に雑談しているとき、最近こどもたちの間では「おしりたんてい」というのが流行っているというのを初めてきいた。


 「むむむ? それはなんですか?」


 「顔がおしりなんです。」


 「えっ、どういうことですか?」


 「必殺わざが、顔からおならみたいなのをすることなのです。」


 「えっ」


 「ぷぷっと解決するのです。」


 「えっ」


 ぼくは、聞いたことがよくわからなくて、夢でも見ているのかと思った。


 昨日、仕事でポプラ社に行ったとき、なんと社内に「おしりたんてい」のポスターが貼ってあって、思わず「うわあ」と叫んでしまった。


 ほんとうだ!


 顔が、おしりだ!


 おならみたいの、してる!


 ぷぷっと解決だ!


 信じられないことに、ほんとうにそういう設定だった。


 おしりたんてい、子どもたちに大人気で、ついにはアニメになってNHKのEテレで放送だという。


 いつも思うのだが、こどもは正直で、自分たちが好きなものは見るけども、好きじゃないと見ない。


 大人たちが、いくら、これはいい、有意義だ、と思っても、こどもは自分が好きじゃないと見ない。


 おしりたんていは、こどもたちを夢中にさせるさまざまな要素があるのだろう。


 それは何なのか、興味あるおとなは考えてぷぷっと解決すればいいと思うけど、とりあえず、こどもはおもしろいから見ているのだろうと思う。


 しかし、ほんとうにそういう設定の作品があるとは、おどろいたなあ。


(クオリア日記)