第574回。
便器の蓋子 べんきのふたこ💯 さん
ハンドルネームがふざけていてすいません。いちよう、カタルシス的思いもこめて、真面目にこの名前です。すいません。
茂木さんに質問です!
私は文章表現が下手です。下手というか、自分が何を考えているかわからない事が多く、友だちとしゃべっていて自分の考えを知ったりすることがあります。
しかし、このご時世それでは生きにくさを感じます。やれ、コミュニケーションだ、ソーシャルネットワークだなんやらで、自分を知って考えなどをきちんと人に伝えられる力は重要な気がします。
しかし、「小学生の足が速い人がもてる方式」のように、なにかしら、人に喜んでもらえる一芸など出来れば人生切り抜けていける気もします。
一芸を極めるにしても何にしても、自分が何を考えているか知りたいです。というか、言葉や、何か、自分が納得する形でアウトプットしたいです。
すでに、何を言いたいのかよく分からなくなりましたが、自分が何を考えているか知って、社会というフレームの中でアウトプットしたいです。
こんなかんじで、よく分からなくなることが多いので、とりあえず行動する方式をとっていますが、なにかこつみたいなものはありますでしょうか?
ご回答。
べんきのふたこさんは、文章、うまいと思います。
読ませていただいて、すっきりと入ってきました。
「小学生の足が速い人がもてる方式」など、表現も的確で力があります。
おそらく、二つのことがポイントになっているのだと思います。
べんきのふたこさんは、すでに文章はうまいのだけれども、もっとうまくなりたいと思っていらっしゃる(能力のある人ほど、自分に能力がないと感じるものです。「ダニング=クルーガー効果」)
もうひとつは、ご自身の考えを知りたいと思っていること。
前者は、たくさんの文章を読むことでパターン学習していくしかありません。
後者はメタ認知の問題ですが、実際、これは話す、書くといったアウトプットによって鍛えられていくのです。
今回書かれたように、文章をたくさん書いていけば、自分のことをだんだん深く細かく認識していけると思います。
呼吸をするように(吸う=読む、吐く=書く)、インプットとアウトプットを繰り返すことで、自分を鍛え、高めていくことができるのです。
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