創造することは、思い出すことに似ている。だから、時には、思い切り過去のことを振り返り、辿っていくと良い。そもそもの出発点は何なのか、探っていくと良い。すると、余計なものの包み紙がはがれて、本質が明らかになる。本質は、最も上流の、原点にこそある。そこに向かう創造の旅路。


人生で、何かに取り組んでいるとして、ときに、もうひとつのやり方、生き方、plan Bを思い浮かべることは楽しいし、現実と仮想を比較する良い訓練になる。自分を成り立たせているさまざまな要素をただ前提にしてしまうのではなくて、plan Bという栄養素を取り入れることで、心のざわざわを起こせる。


英文を大量に読む時、辞書を引きながらかわからないままに読むかという質問がよくあるが、時間帯によって両方ためしたら良い。声に出して音読するか、黙読かも両方ためしたら良い。ありとあらゆるアプローチで英文に接近すれば良い。そうすると脳の中にマルチトラックが出来て、英語理解が強靭になる。


英語の習得においては、文法などのルールベースの知識もある程度は必要だが、この表現はある、ないという「クオリア」がより重要である。母語の表現を自分たちがどう判断しているのか振り返ればわかる。クオリアを基準に大量の英文を読むと、強靭な英語力を身につけることができる。


自分がこっちの方に行きたい、と思っている人たちの思考方法や行動様式を、たくさんインプットして、パターン学習するのが良い。表面的ではなくて、その人の深い部分のあり方を頭に入れると良い。一人ではだめで、Nが増えるほど学習は深まっていく。そして、その成果を、少しでも自分の人生に入れる。


(毎朝、ツイッターでつぶやいていることを5日分まとめてお送りします)