第530回。


kei3さん


意欲と脳科学について質問させてください。


例えば、「フルマラソンで3時間切る」「足に大きな手術して、リハビリを頑張って社会復帰する」「勉強を頑張って◯◯大学に受かる」という意欲、目標を持ってするのとただ漫然と走ったり、リハビリしたり、勉強したりするのでは結果としてどう変わるのでしょうか?

力がより大きくつくのか、それとも、つく力はいっしょでつく時間が早くなるのでしょうか?


おそらく意欲や目標を持ってやる方が力はつくと思うのですが、漫然とするのとどう違うのか教えてください。


よろしくお願いします。


ご回答。


脳の学びにはボトムアップとトップダウンがあって、漫然というか、なんとはなしにやっていても、ボトムアップの学びは起きます。


トップダウンは、オーケストラの指揮者のように、さまざまなボトムアッププロセスを調整したり、優先順位をつけたりします。

すぐれた指揮者がいる方が、音楽は良くなりますよね。


意欲目標を持つことは、よい指揮者をオーケストラに迎えるようなものなのです。

nounandemo
 
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