第493回

saeさん

大学1年です。

先日、茂木健一郎さんが、
「もっと世界を突き詰め、創意工夫ができるこどもたちを育てていくべきだ」とおっしゃっていたのを拝見しました。

私もその意見に激しく賛成です。

しかし、私はたまにこの分野おもしろい!と思い、がむしゃらに本や専門家の意見を探し、それらを吸収しているのですが、
あらゆる分野のスタンダードを築けていない私にとって、そのような行為は望ましいことなのでしょうか。

たまに、自分はもしかしたら、とんでもない方向に進んでいて、正しい努力ができていないのではないかと不安になります。

茂木健一郎さんはこの点について、どのようにお考えでしょうか。

ご回答。

はい、大いに好ましいことです!
アクティヴ・ラーニングを実践されていますね! すばらしい。

方向が正しいかどうかをチェックする方法は2つあります。
まず第一に、議論することです。同じ分野に関心を持っている人と議論することで、自分の知識レベルやスキルをチェックすることができます。

第二に、何かつくってみることです。小説なら書いてみる、音楽ならつくって見る、プログラムを組んで見る、ロボットを組み立ててみる。論文を書いて人に読んでもらう。そうすれば、自分の知識やスキルが有機的に動くものかどうか判断できます。

がんばってください!

nounandemo
 
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