第475回

A子さん

茂木先生こんにちは。
23歳大学4年生女子です。
私は今になって大学の数学の面白さを知ることができました。
大学の勉強はやりたくなくて、独学で1年間勉強して大学院に入りたいと思ったのですが、ゼミの先生が厳しい方であまりコミュニケーションを取っていませんでした。自分で勉強してきたつもりなのですが、学力が伴わずそのため、先生から心配されている心からのお叱りを受けました。私は優しい性格で、周りの空気を読み小中高と真面目にコツコツ勉強してきていたので、自分の中で抑えていたものが出てしまい、脳が熱く混乱しているように感じます。この混乱している脳をどうすれば良いのか解決策をいただけないでしょうか。

ご回答頂けたら幸いです。

ご回答。

そうなのですね!
「今になって大学の数学の面白さを知ることができました。」というのは凄いです。

数学と言ってもいろいろありますが、もし応用数学的なものでしたら、現代における暗号やブロックチェーンなどさまざまなことの基礎になるのでそれはとてもいいことです。データサイエンティストという道もあります。

もしそれが純粋数学的なものだとしたら、その面白さに気づいたというのは凄いです。純粋数学的世界はもっとも知的負荷が高いとみなされています。

数学は、人間関係とか関係なく、自分で考え、習得していくもので、また、結果も客観的なので、あまり他人が何をいうとか気にしなくてだいじょうぶです(ゼミの先生も)

ある数学の教授が、「うちの研究室の学生で、一年に一回しか顔を見ないやつもいるんだよね」とおっしゃっていました。

それでも普通なのです(笑)。

A子さんがもし数学をがんばることができれば、あまり人間関係気にしなくてよいと思います。

文章を拝読している限り、だいじょうぶです!


nounandemo
 
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