第430回

cocoさん

こんにちは。いつも読ませてもらっています!
coco 19歳 女です。

私は高3でカナダ留学に行き、今年浪人生としてAO受験しましたが、志望校に落ちてしまいました。この受験期間を通して自分の進路について考える事が多くなり、ボランティア活動への参加、大学生になった同級生の話、様々な本を読み、大学に行く意義について考えるようになりました。

AO入試のために多くの本を読む中で、日本を旅して、色んな人と出会いたいという気持ちが膨らんでいます。しかし、多くの人がそれは大学生になってからやれ、大学中にやりたいことはいくらでもできると言います。また、社会に出て、働いて沢山経験を積みたい、他言語を勉強したい、アジアの国々を周りたい、やりたい事がたくさんあります。そのため、二浪で大学進学を目指すか、フリーターでワクワクすることをやっていくか、すごく考えてしまいます。文章力がなかったり、これになりたいという明確な目標はない中でフリーターになるのにも少し不安があります。大学が意味ないという人もいれば、やりたい事をやった方がいいと言う人もいて、自分の気持ち次第だと言うことは分かっていますが、気持ちが揺れています。なにかアドバイスをいただけると嬉しいです。

ご回答。

大学は、一つの学問の「パッケージ」で、受け身でもひととおりの知識やスキルが身についたり、あるいは友人とであったり、社会の保守的な評価においての一つの「☆」を得るという意味では価値があるのだろうけれども、現代の本質から見れば、オプションでしかありません。

問題は、cocoさんが、具体的に、やりたいこと、目指したいことがあるか、ということだと思います。

学びたいことがはっきりしていれば、大学に行かなくても学ぶ方法は現代ではたくさんあります。

大学は、目標がよくわからない、モラトリアムのひとのための収容組織なのです。

おすすめは、今やりたいことを追究しつつ、AOでも一般入試でも大学を受けて、どこかに入れるかどうかためしてみることでしょうか。

迷っている時に、一度大学という古い組織に入ることも、安心材料になることもあるから、人の気持ちというのは難しいです。


nounandemo
 
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