第389回
Nagi さん
Nagi さん
茂木先生 はじめまして。
14歳の男子中学生です。
私は一年ほど前から興味を持ったことをできるようになるという挑戦を趣味のような感じでしています。例えばシューベルトの魔王を歌えるようになったり、ブラインドタッチなど他にもやってきました。
そしてここからが質問なのですが
一週間ほど前に両利きに興味を持ちました。
私は右利きなので左手の練習なのですが
両利きというものは脳にいいのでしょうか?
自分で調べて見た限りでは賛否両論で、中には
学習能力の低下やADHDなどのものもあり
今は練習を中止しています。
脳にいいなら両利きになりたいです。
脳への影響を教えてください!
ご回答。
いろいろ興味を持っていて、試していて偉いね!
才能を感じます!
さて、両利きに興味を持っているということ、これもとてもいいです!
それでいろいろ調べられたということですが、もし日本語で検索されているのだと、限界があります。
英語の情報に比べると、日本語の情報はどうしても質、量ともに劣るからです
laterality left-handedness
などの単語で検索してみてください。
たとえば、この記事などとてもおもしろいです。
http://www.bbc.com/future/story/20160930-the-mystery-of-why-left-handers-are-so-much-rarer
左右の問題はとてもおもしろく、
レオナルド・ダ・ヴィンチは、その多くのメモを鏡文字で書きました。
https://en.wikipedia.org/wiki/Mirror_writing
左手でいろいろやって見るというのは、脳を別のかたちで使うということですから、とりあえず「飽きるまで」やってみてください。
英語は、どうせ身につけた方がいいんだから、一生懸命勉強した方がいいです。
最近はグーグルなどの自動翻訳技術も進んでいますが、自分の脳に英語回路があるのとは意味が違うので、やはりちゃんとやった方がいいです。
もう一つ、「脳にいい」という言葉はあまり意味がないのです。
そもそも「いい」というのは、その評価を決める評価関数を定めなければなりません。
評価関数は一つではありません。
評価関数の定め方によって、評価は全く変わってきます。
日本のメディアは、「脳にいい」という言葉を安易に使いたがりますが、それはつまり程度が低いということで、自分の頭で、きちんと、一体何を求めているのか(評価関数は何か)を考えることの方がとても有意義です。
ちなみに、上で「飽きるまで」と書いたのはとても重要で、左手を使っていて面白い、と思えるうちはやったらいいけど、飽きるということはつまり評価関数的に飽和してきているのです。
ですから、おためしで、やってみてください。
いろいろ興味を持っていて、才能があるんだから、自由にいろいろやったらいいと思うよ!
脳なんでも相談室へのご相談は、https://lineblog.me/mogikenichiro/archives/1294423.html のコメント欄までお願いします。
『すベての悩みは脳がつくり出す』
ご回答。
いろいろ興味を持っていて、試していて偉いね!
才能を感じます!
さて、両利きに興味を持っているということ、これもとてもいいです!
それでいろいろ調べられたということですが、もし日本語で検索されているのだと、限界があります。
英語の情報に比べると、日本語の情報はどうしても質、量ともに劣るからです
laterality left-handedness
などの単語で検索してみてください。
たとえば、この記事などとてもおもしろいです。
http://www.bbc.com/future/story/20160930-the-mystery-of-why-left-handers-are-so-much-rarer
左右の問題はとてもおもしろく、
レオナルド・ダ・ヴィンチは、その多くのメモを鏡文字で書きました。
https://en.wikipedia.org/wiki/Mirror_writing
左手でいろいろやって見るというのは、脳を別のかたちで使うということですから、とりあえず「飽きるまで」やってみてください。
英語は、どうせ身につけた方がいいんだから、一生懸命勉強した方がいいです。
最近はグーグルなどの自動翻訳技術も進んでいますが、自分の脳に英語回路があるのとは意味が違うので、やはりちゃんとやった方がいいです。
もう一つ、「脳にいい」という言葉はあまり意味がないのです。
そもそも「いい」というのは、その評価を決める評価関数を定めなければなりません。
評価関数は一つではありません。
評価関数の定め方によって、評価は全く変わってきます。
日本のメディアは、「脳にいい」という言葉を安易に使いたがりますが、それはつまり程度が低いということで、自分の頭で、きちんと、一体何を求めているのか(評価関数は何か)を考えることの方がとても有意義です。
ちなみに、上で「飽きるまで」と書いたのはとても重要で、左手を使っていて面白い、と思えるうちはやったらいいけど、飽きるということはつまり評価関数的に飽和してきているのです。
ですから、おためしで、やってみてください。
いろいろ興味を持っていて、才能があるんだから、自由にいろいろやったらいいと思うよ!
脳なんでも相談室へのご相談は、https://lineblog.me/mogikenichiro/archives/1294423.html のコメント欄までお願いします。
『すベての悩みは脳がつくり出す』