第383回
.maki さん
.maki さん
まき 22歳 女性です。
茂木先生こんにちは、いつもブログを拝見させていただき勇気をもらっています。
大学推薦をもらった内定の事についてです。
今年の春から就活を行いました。
試験で行われる筆記試験に自信がなく、筆記試験が免除になる大学推薦で試験を受けました。大学推薦で受けたところは、今住んでいるところから遠くなかなか実家に帰ってくるのも難しいようなところで、推薦を希望した時は不安もあったけど仕事に有り付けるならという事で自分でも納得して受けました。
また同じ業種のところを他にも受験しました。これは一般試験で受けて、受かると思っていませんでした。こちらは今住んでいるところから近いところで、実家を出る事にはなりますがすぐ実家に帰れるので安心です。
本当は一般試験で受けたところに行きたかったけど、受かる自信がないから保険として遠い地域の推薦枠を取ったという事になります。今考えると何て浅はかだったんだろうと思います。
結果、一般試験で受けたところも推薦で受けたところも受かりました。
この結果になったら推薦で受けたところに行く事になるのを納得して受験したはずなのに、合格通知が来てから涙が止まりません。ずっと一緒に暮らして来た家族と遠く離れてしまうことや、友達が近くにいなくなる事に不安がいっぱいです。辞退したいというのが本音で、推薦辞退のことネットで検索すると、大学と就職先の信頼関係が崩れ後輩に迷惑がかかるので絶対許されない という意見と 大学に迷惑はかかるが、法的拘束力はないし職業選択の自由はある という意見がありました。推薦を受けた自分の判断の責任をとって就職するのが筋だと思います。しかし、きっと後悔してしまうと思ってしまいます。
考えているのは、辞退の希望が通るにせよ通らないにせよ、今の気持ちを就職課の人に相談してみる事です。でも勝手な事なのでとても勇気がいります。
大学に相談するか、しないか、また推薦で受けた方に就職することを決めた時の心構え等でアドバイスがいただければと思います。
ご回答。
まずは、就職が決まって、おめでとうございます!
そして、推薦と一般で悩まれているとのこと、大変ですね。
私の結論ははっきりしています。.maki さんの望まれる方、すなわち、一般の方に進まれる方がいいと思います。
ご家族との関係や、自分の気持ちにかなった方に進まれるべきです。
一生の問題ですから。
以下は個人的な考えになりますが、大学と企業など、組織と組織の関係で個人の人生が決められるという日本の一部にある風習は、前近代的で、それこそ「終わっている」と思います。
大学からの推薦で企業に就職する制度自体があってもかまいませんが、そのことで、個人の自由意志を縛るのは愚かです。なぜならば、一人ひとりが幸福を追求する自由を最大限に持ってこそ、全体としては、社会の最適な資源配分が実現されるからです。
私の個人的意見としては、一般で通った企業の方に行くべきです。その意思決定は、揺るがないものとして、決められたらいい。
あとは、「ご迷惑」をおかけする大学側、企業側に常識の範囲内で謝ればいいと思います。その際、あれこれと理屈をつけて翻意を促してくるとは思いますが、個人の人生を組織が縛るという理屈はないと私は考えます。
何よりも、ご家族との関係、ご家庭の事情を説明されれば良い。
推薦で通ったひとは後輩に迷惑をかけるからそれを考慮すべきだという考え方は、愚かなものです。単に、どちらの組織も、ある一定の割合で辞退者が出るリスクを計算しておくべきだけのことでしょう。昔の人身売買じゃないんですから。
ぜひ、ご自身の幸福を追究されてください。来春、さわやかな笑顔で迎えられますように!
脳なんでも相談室へのご相談は、https://lineblog.me/mogikenichiro/archives/1294423.html のコメント欄までお願いします。
『すベての悩みは脳がつくり出す』
ご回答。
まずは、就職が決まって、おめでとうございます!
そして、推薦と一般で悩まれているとのこと、大変ですね。
私の結論ははっきりしています。.maki さんの望まれる方、すなわち、一般の方に進まれる方がいいと思います。
ご家族との関係や、自分の気持ちにかなった方に進まれるべきです。
一生の問題ですから。
以下は個人的な考えになりますが、大学と企業など、組織と組織の関係で個人の人生が決められるという日本の一部にある風習は、前近代的で、それこそ「終わっている」と思います。
大学からの推薦で企業に就職する制度自体があってもかまいませんが、そのことで、個人の自由意志を縛るのは愚かです。なぜならば、一人ひとりが幸福を追求する自由を最大限に持ってこそ、全体としては、社会の最適な資源配分が実現されるからです。
私の個人的意見としては、一般で通った企業の方に行くべきです。その意思決定は、揺るがないものとして、決められたらいい。
あとは、「ご迷惑」をおかけする大学側、企業側に常識の範囲内で謝ればいいと思います。その際、あれこれと理屈をつけて翻意を促してくるとは思いますが、個人の人生を組織が縛るという理屈はないと私は考えます。
何よりも、ご家族との関係、ご家庭の事情を説明されれば良い。
推薦で通ったひとは後輩に迷惑をかけるからそれを考慮すべきだという考え方は、愚かなものです。単に、どちらの組織も、ある一定の割合で辞退者が出るリスクを計算しておくべきだけのことでしょう。昔の人身売買じゃないんですから。
ぜひ、ご自身の幸福を追究されてください。来春、さわやかな笑顔で迎えられますように!
脳なんでも相談室へのご相談は、https://lineblog.me/mogikenichiro/archives/1294423.html のコメント欄までお願いします。
『すベての悩みは脳がつくり出す』