第381回

たかおさん

茂木先生こんにちは。
茂木先生の著書「走り方で脳が変わる」を拝読しました。わたしは長い間全く運動していませんでした。しかし先生の本を読み、今年1月から運動を始めました。始めはウォーキングから、2月からはジョギング、そしてランニングをし始めて今も週4~5日走ってます。
詳しくはお話できませんが、私は長い間心の病をもっているのですが、運動を始めて少しずつ少しずつ良くなってきていることを実感しています。なので私はもう運動をやめることはできません。
ランニングアプリのランタスティックを私も使っています。もう500キロを越えました。
質問なのですが脳を鍛えるには走る時間帯はいつが一番良いでしょうか。
それから、冬になってくると早朝ランニングの時間は真っ暗ですが、茂木先生は真っ暗でも走りますか。
ご回答よろしくお願いします。 

ご回答。

すばらしい!
ほんとうに、心の底から、うれしいです!


そのように、運動を実践され、心の状態がよくなってきていること、これ以上、おうかがいして心が弾むことはありません!

拙著、『走り方で脳が変わる!』をお読みいただいたことがささやかなきっかけになったとしたら、著者冥利に尽きますし、この本の出版にかかわってくださった方々も、本当によろこんでいると思います!

ありがとうございます!


さて、おたずねの件ですが、脳を鍛えるのに、走る時間帯はいつが一番良い、ということは特にないのです。

私の長年のランニング人生で言えば、かつては夕方に走ることが比較的多く、その頃はストレスがたまることも多い生活だったので、そのストレスを走って解消する感じでした。

最近は圧倒的に朝が多いですが、一日の始まりに走ることで、脳の活動レベルを上げ、そのあとの一日が充実するように感じます。

一方、昼間の空き時間に走るのも、それぞれ楽しく、要するに走れるときにベストエフォートで走るのが良いのです。

ただ、朝走る、という習慣ができているのならば、できだけその習慣に合わせて走る方が継続しやすいでしょう。

また、冬のランニングはご指摘のように走り始めは真っ暗だったりします。

私はそんな時は、次第に東の空が明るくなってきたり、あるいは日の出を迎えることをたのしみに走ることにしています。

アプリやウェブサイトなどで、日の出の時刻は簡単にわかりますから、その瞬間を迎えることをたのしみに走られたらいかがでしょう?

これを、私はひそかにサンライズランと名付け、たのしみにしています。

nounandemo
 
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『すベての悩みは脳がつくり出す』