とりさん
こんにちは。
最近茂木先生のツイッターやブログを見始めた音大生(2年)、女性、19歳の とり と申します。
私はどうも人とは違うみたいです。私は周りの人が何を考えているのか分からず、周りの人も私が何を考えているのか分からないそうです。両親も小さい時から私を見ては「あなたは変わっている」と言ってきました。それを悲しいと思った事はなく、むしろ嬉しかったです。
小さい頃から引っ込み思案で、人と話したり接する事が苦手でした。
小学生の頃も自分から周りの人に話しかけたりする事ができずに(周りの人が何を話題にしているのか、分からなかったのです)いつも声をかけてもらったりしていましたが、最終的には一人でした。この時は「周りの人が私に興味も無いし、私もきっと周囲に興味が無いのだ」と割り切れていました。でも、どこかで寂しいと思うような気持ちもありました。人と接する事が出来ない自分がイヤで、死にたくなる時もありました。
そして中高共に音楽専門の学校へ通い、そこではクラス替えも無く、6年間決まった人達と過ごしてきました。この時は人間関係に特に私は大きな問題は無かったと思っています。とても気楽で楽しい時間だったことを覚えています。
大学へ通うようになってから、また小学生や保育園の時と同じように一人でいるか、または大学で出来た数少ない友人たちと過ごすようになりました。
なぜ私は友人と呼べるような親密な関係になる人達が少なくなってしまうのでしょうか。私なりに自分の性格を分析してみたのですが、いつも最悪の場合を考えていたり、かと思えば明るい未来を考えたり、考えている事にまとまりがありません。また、言いたい事が言えずに、でも発言をするとその場が白けてしまうことも多々あったので基本的に黙っていました。友人達は私が初めてあった時と印象が全く違うと言います。きっと物凄いおしゃべりなのでしょう。喋る人が周りにいないから、友人達に話すのであって、クールな人間ではないのです。
自分から話せずに、かと言って周囲の人に興味を持てないままでいるのは社会に出てから大変な事のように思えます。私はもうずっとこの引っ込み思案な性格なのでしょうか。
やはりどこかではたくさんの友人が欲しいと思っている自分もいるのです。
要点がまとまっていない悩みですが、アドバイスをいただけると嬉しいです。
ご回答。
まず、ユニークであることは素晴らしいことだと思います!
その上で、やはり、友人は、そんなにたくさんいなくてもいいけど、いた方がいいと思います。
というのも、人は、他人という「鏡」がなくては、自分のどこがユニークなのか、気づきにくいからです。
世間で言ういわゆる「変人」(良い意味でも!)の多くは、自分がやっていることがごく普通だと思っています。
他人と比較して、初めて自分のユニークさに気づけるのです。
そのためにも友人は必要です。
他人が自分の鏡であるとは、二つの意味があります。
まずは、「共感」の鏡。他人と同じポイントに興味を持っていたり、同じことで感動する、ということがわかることで、自分もやはりそのような人だとわかります。
次に「差異」の鏡。他人とすれ違ったり、違和感を抱く場合でも、それが、かえって、自分にとって大切なことはこのようなことだと気づくきっかけになってくれたりするのです。
友人と話しているときに、その人の鏡に映る姿を通して、自分のユニークさを徐々に知るようになるといいですね。
自分のユニークさを知り、それを受け入れた人は、他人のユニークさを知り、それを受け入れる人になれるのです。
脳なんでも相談室へのご相談は、https://lineblog.me/mogikenichiro/archives/1294423.html のコメント欄までお願いします。
『すベての悩みは脳がつくり出す』
ご回答。
まず、ユニークであることは素晴らしいことだと思います!
その上で、やはり、友人は、そんなにたくさんいなくてもいいけど、いた方がいいと思います。
というのも、人は、他人という「鏡」がなくては、自分のどこがユニークなのか、気づきにくいからです。
世間で言ういわゆる「変人」(良い意味でも!)の多くは、自分がやっていることがごく普通だと思っています。
他人と比較して、初めて自分のユニークさに気づけるのです。
そのためにも友人は必要です。
他人が自分の鏡であるとは、二つの意味があります。
まずは、「共感」の鏡。他人と同じポイントに興味を持っていたり、同じことで感動する、ということがわかることで、自分もやはりそのような人だとわかります。
次に「差異」の鏡。他人とすれ違ったり、違和感を抱く場合でも、それが、かえって、自分にとって大切なことはこのようなことだと気づくきっかけになってくれたりするのです。
友人と話しているときに、その人の鏡に映る姿を通して、自分のユニークさを徐々に知るようになるといいですね。
自分のユニークさを知り、それを受け入れた人は、他人のユニークさを知り、それを受け入れる人になれるのです。
脳なんでも相談室へのご相談は、https://lineblog.me/mogikenichiro/archives/1294423.html のコメント欄までお願いします。
『すベての悩みは脳がつくり出す』
