リバーさん

こんにちは 現在高校三年の男子です
現在 僕には悩みがありまして 勉強も手につきません それとゆうのも 死後のことについてです
私は以前までは死後のことなんて誰にもわからないと思い 気持ちを落ち着かせていました しかし 科学が発達していき 心の仕組み 心の発生のメカニズムなども解明されて言っている現在から見ても そのうち人に魂などなく 死後の世界などない それどころか心すら幻想であると証明されてしまいそうでとても不安でしょうがないのです そこで 脳科学者の茂木さんなら 証明できるか できないか わかるのではないかと思い 質問させていただきます 面倒な問題ですが お答えしていただけると嬉しいです

ご回答。

死の恐怖については、二つあると言われています。
一つは、死ぬ時の痛みについての恐怖。もう一つは、死後の不存在についての恐怖です。

リバーさんは、不存在について恐怖を抱いているのですね。
死後の世界があるかどうかということについて、科学は何も言えません。

そもそも、生きている時の意識がどう生まれているのかということについてさえ、まともな理性をもった人を納得させる理論などないからです(意識の問題を解明したと偽りの主張をしている人はたくさんいますが)。

結局、人間にとって死は、時間の経過の神秘と深く結びついたミステリーです。

死後自分がいなくなってしまうのも不思議ですが、1時間前の自分がもういないことも不思議だと思いませんか?

死のミステリーは、時間の謎とほぼイコールです。

そして、私たちは、死後のことをいろいろ気にするのに、生まれる前に自分が存在しなかったことについては案外鈍感なのです。つまり時間の過去と未来が非対称なのですね。

いろいろ考えることは、すぐれた資質だと思います。しかし、大切なのは、今、ここを楽しむことではないでしょうか。

高校生活は、二度と戻ってきません。

たのしい人生を過ごしてくださいね!


nounandemo

 
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