うわーさん

爪を眺めて一日が終わってしまいます。


茂木先生

神奈川県 大学院2年 25歳です。

学部のとき、就活で80社ほど受け、全滅しました。
原因はやる気が起きなかったからだと思い、本当にやる気のでる職種を探しました。

そしていま、本当にやりたいことはなんだろう?と途方にくれています。
1つずつ、丁寧に受けているつもりでも やはり落ちてしまいます。

呆然と、伸び欠けの爪を眺めて1日を終えることが増えてきました。
次切るのはここからかな、とひどくどうでもいいことに 長時間を費やしています。

大学院の研究はとても楽しいので、その時間を削ってまでする就活に意味を見いだせません。

しかし、研究が楽しくとも成績が良いわけではないので、就活から逃れる言い訳に使っているだけかもしれません。

途方もない問いでごめんなさい。
自分でしといて至極間抜けな話ですが、暇な時間、スマホや爪を眺めるのはうんざりです。
自分からアクションを起こすために、お言葉をいただきたいです。

ご回答。

そうか。。。たいへんだね。
大学院の研究がたのしい、というのはすばらしいね!
分野がわかないけど、「研究が楽しくとも成績が良いわけではない」って、そもそも大学院で「成績」ってほとんど意味ないと思うよ。意味があるのは研究だけ。

それで、「その時間を削ってまでする就活に意味を見いだせません」というのはまっとうな感覚だと思います。
普通、卒業してから就活するのが当たり前で、日本のような、新卒一括採用や、在学中から就活を強制する慣習は、はっきり言って「くるくる◯◯」だから、つきあいたかったらつきあえばいいし、つきあいたくなかったら、君の方がまともなんだから、その通りしたらいいと思う。

だけど、爪を見て時間が過ぎていく、というのはもったいないですね。

こうしなくちゃいけない、ああしなくちゃいけない、と自分を責めたり制約したりしないで、思い切って好きなことをしたらいいんじゃないかな。

爪を見る、というのは、たとえば檻に閉じ込められた鳥や動物が示す反応に似ています。

君を、閉じ込めている「檻」とはなんだろう?
それは世間の愚かさかもしれないけど、君自身も、ひょっとしたら何か思い込みがあるのかもしれないね。

ほんとうに、自由に、好きなことをやっていいんだよ!
さあ、今日から!


nounandemo

 
脳なんでも相談室へのご相談は、https://lineblog.me/mogikenichiro/archives/1294423.html のコメント欄までお願いします